【結果】「学校」しばり

1.仰ぎみればブラジルの国旗に曇り空 1 0・1
作者:ロケッ子
○天坂寝覚

・なんでブラジルの国旗なのかと考えてしまいましたが、これは万国旗なんでしょうか。とすると運動会辺りですか。ブラジルの国旗が万国旗のどの辺りに位置するのかちょっと分からないですが、そこに曇り空を見つけてしまった、ちょっとした不安を感じました。雨、降らずに済んだならいいのですが。(天坂 寝覚)

2.先生に会いたくて受けなくても良い補習 3 0・3
作者:京介
○まろのゆき、流川透明、フロヤマ

・実際にはあまりないことかもしれないけど、女子的には憧れのシチュエーション!(まろのゆき)
・青春だなあ。解ってる問題も聞いたりして。(流川透明)
・こういう経験は無いのですが、補習って割と好きだった様な気がします。「〜しなくてもいいのに〜する」というのは、若さゆえの美徳とも愚かさとも取れ、その点をうまく捉えている句のように感じました。(フロヤマ)

3.下駄箱に何か期待している 11 3・5
作者:mekeke
◎畦道、流川透明、京介 ○ロケッ子、泉、フロヤマ、玉虫、allex

・これは覚えがある。何か入っていたためしはないけれど。(畦道)
・自分の下駄箱に何か入っているか期待するのもあるでしょうし、早く来てしまってあの人も来ているかチェックしてしまう事もあるでしょうし。(流川透明)
・ラブレターが入ってたり、バレンタインにはチョコが入ってたりと下駄箱あけたらそこから始まる青春ストーリーがある。そういうストーリーが始まれば良いのにと男子なら誰もが妄想したことあるはず。下駄箱に期待したままなにもなく卒業・・・ 甘酸っぱい。(京介)
・この句を目にしたとたん、頭の中で「チョッコレイトディスコ! チョッコレイトディスコ!」がエンドレス。自分は女でよかったと何度も思った。期待していることを悟られない顔はたぶんできない。(ロケッ子)
・そう、学校の下駄箱って「メールボックス」の役目も果たすんですよね。手紙が入っていたり、プレゼントが入っていたり。バレンタインデーやホワイトデー、自分の誕生日、…折にふれ期待してしまいます、下駄箱には。青春の少し甘酸っぱくも懐かしい感情です。(泉)
・バレンタインの時などは特にこういう気持ちになった覚えがあります。若さゆえの自意識を見事に捉えているように感じました。(フロヤマ)
・会えるかな〜、会えないかな〜、手紙…入れちゃおうかな…みたいな。下駄箱といえば胸キュン。下駄箱なのに夢が広がる青春時代。(玉虫)
・よくある話ですね。ラブレターだったり、プレゼントが届いていないか毎日期待しているのでしょうか。もう少し謎めくと面白いと思います。(allex)

4.みんな戻れない教室に置いて来た 14 3・8
作者:天坂 寝覚
◎可児、フロヤマ、シロマ ○ロケッ子、ニレ、元気な人、流川透明、かもせり、うぐいす、allex、タケウマ

・卒業したら戻ることのできない教室に置いて来たもの。心当たりはあるはず。私にも、あなたにも。自由律ならではの物語ですね。(可児)
・置いてきたものはなんだったろうか? などと、少しセンチな気持ちになりました。「忘れた」ではなく「置いて来た」としたところが未練がましくなく、思い出は思い出として過去をしっかりと見据えているように感じました。(フロヤマ)
・卒業式の教室。掃除して、私物がなくなって、かけなおしたワックスの匂いなんかもして、よそよそしいほど小奇麗な、もう自分たちのものではない教室。もう戻っちゃいけない教室。(シロマ
・「みんな」が二通り考えられる。自分の他に彼も彼女も、の「みんな」か、everythingの「みんな」なのか。どっちにしても切ない。しかし、置いてきた分、何か新しいものを手に入れたと思う。(ロケッ子)
・特選にしようか最後まで悩みました。ノスタルジー色の、ど真ん中で強い句ではあるのだけれど、どうにも線路を周到に引いたその上に書かれたもののような匂いがしてしまって、最終的に正選にさせていただきました。でも、好きな句であることには違いありません。自分が教室の中に居る場面ではなく、廊下から教室を眺めている風景が浮かんできました。(ニレ)
・ちょっと曖昧さが過ぎている気もしますが、そこが面白いところなのかな。幾通りにも取れる書き方も。学生生活での焦燥と言うよりは、学生時代への追憶という印象が強かったです。もう少し断定した上で広がりがあればもっと良いかなあと思いました(元気な人)
・幾様にも意味が取れて、想像の余地が広いいい句だと思います。移動教室の忘れものか、戻れないあの頃に置いてきてしまったものか。(流川透明)
・「みんな」はすべてのものを置いてきたという意味にも、あるいは誰もがという意味にも読めますがどちらの解釈も捨てがたい。実際、教室に置いていった有形無形のいろいろ、誰にでもありますよね、きっと。(かもせり)
・この「みんな」は「皆さん」ではなくて「全部」という意味にとりました。学生時代のすべて(それは青春とかいうやつ?)を捨てて、0からの出発。大人の階段を上ろうとしているのでしょうか。(うぐいす)
・何か記憶とか持ち物なのでしょうか、そういった類のもの全てを置いてきたのか、それとも誰も戻ることが出来ない教室、つまり過去に置いてきたのか解釈が分かれて面白いと思います。(allex)
・なんとなく同じ作者の句を選んでいるような気がします(笑)。よくわかんない句ですよね♪ なんで戻れないのか? なんで置いてきたのか? みんなってなによ? わからないことだらけです。でも、学校に通っていた頃から時を経て感じる喪失感のようなものは、明確な言葉の並びでは表現しえない曖昧模糊としたもののような気がボクもするのです。(タケウマ)

5.掃除当番だけ一緒という掃いて捨てる話 2 0・2
作者:かもせり
○玉虫、シロマ

・この距離感!シャイで可愛いな〜。いいねいいね、あちらは覚えてもいない可能性大だけど、自分には大事な思い出。(玉虫)
・実は自分のなかですごく大事なこと、そんな自分への少しの嫌悪感、誰か笑い飛ばしてくれたらいいのに。青春です。(シロマ

6.虹が出て授業中断 13 1・11
作者:流川透明
◎泉 ○畦道、ロケッ子、mekekeke、元気な人、まろのゆき、京介、可児、玉虫、allex、なかぎり、タケウマ
・情景が目に浮かぶようです。授業中、ふと外を見た窓際の生徒が声をあげる。「あ、虹だ!」その声を合図に「え、何?何?」「虹でてる!」と他の生徒も窓に駆け寄る。先生までも授業をやめて「おお、虹かあ」なんて言いながら寄ってくる。…そんな、のんびりした過去の一コマ。屈託がなく希望と喜びだけがあった時間。(泉)
・のんびりした雰囲気がいい。(畦道)
・最初に虹を見つけた人の大手柄。教室から見える虹、そういう景色って結構心に残る。第一発見者は、授業に集中していない生徒ではなく、案外先生なのかもしれない。(ロケッ子)
・爽やか!キラキラして少しこそばゆくもある。ものすごい雷や土砂降りや吹雪でも同様に授業が中断したり(笑)窓際によって空を見ながらやんややんや言うのはなんだか面白かった。そんな大したことでもなかったのに。(mekekeke)
・虹の持つ力ってのはやっぱりすごい。きっと気付いたのは生徒の一人なんでしょうけど、先生も思わず見てしまいますからね。雨や風や雷と同じ自然現象なんですけど。やっぱり虹は強い。そして学生によく似合う。(元気な人)
・経験あり。特に10代の頃って、虹に対するテンションがすごい。(まろのゆき)
・場面は小学校だろうと思う。窓の外に架かった虹を見つけて騒ぐ生徒。そのときは国語や算数の授業だったかもしれないけれど、先生は理科の知識にも繋がるから虹鑑賞も良いだろうと判断。みんなで虹を見ようということになって、クラス全員で虹を観る。そんなほのぼのとした光景が想像できました。(京介)
・最初に虹を見つける子はえらいよね。(可児)
・映画のように光景が目に浮かびますね。授業中断して一緒に虹を眺めてくれる先生は、きっといい先生ですね。(玉虫)
・よっぽど綺麗な見事な虹だったのでしょうね。授業を中断せざるを得ないほどの光景だったのだと想います。もう少し謎めくと面白いと思います。(allex)
・つまらない授業に、思いがけない小さなイベント。つまらないことばかり言う教師も、人らしい顔になって窓の外を眺める。(なかぎり)
・一つぐらいはと、句意明瞭な句を選びました。歓声が聞こえます。正しくよいです。(タケウマ)

7.学生服の群れ季節はずれのゴキブリホイホイ
作者:フロヤマ

8.廃校の校長室 引き出しに義眼ひっそり 8 2・4
作者:泉
◎玉虫、タケウマ ○京介、うぐいす、なかぎり、シロマ

・ほんのりと怖さが漂いつつ、せつなさに胸が痛む。義眼の校長は今はどこで何をしているのか。生きているのか死んでいるのか。何を思って義眼を引き出しにしまったのか。静かな物語性に惹かれました。(玉虫)
・最後の卒業生を送り出した後も、建物も机や椅子もそのまま放置されている廃校なのでしょう。その校長室の引き出しに義眼がひっそりと置かれているのですね。校長先生の義眼なのでしょうか? 新しい義眼を誂えたからいらなくなったのでしょうか? そんなどうでもいいことはさておき、持ち主は見ることができなかった光景をその義眼は記憶として留めているのではないでしょうか。何十年か後、引き出しを開けた人は、義眼がかつての学校の様子を映し出す光景を目にする、そんな気がしてならないのです。(タケウマ)
・廃校になる前の校長は義眼の人だったのだろうか?!引き出しにはスペアの義眼を入れていたのか。誰かが廃校を訪れた時に引き出しを開けたら、ゴロリと転がり出てくる義眼がホラーみたいで面白い。ギャーーーという悲鳴が聞こえてきそう。(京介)
・校長先生は、ずっと子ども達を「見て」いたんだろうな。廃校になって、きっと校長も退職して、もう「見る」仕事は終わった。役目を終えた義眼は、もう必要の無いもの。けれど、ここで「見て」いた証。(うぐいす)
・幾多のものを見てきた「見えない眼」が、今日も引き出しの中をころころと転がっては、誰かが来るのを待っている。そして、また日付をまたいで、一日が終わる。(なかぎり)
・校長先生のもう誰も知ることのない秘密、ひっそりと守られていく(シロマ

9.無口な人が黒板に日本地図描いて夏 3 1・1
作者:シロマ
◎なかぎり ○元気な人

・普段目立たずにひっそりとしている級友が、ただ一心に、でも不器用に黒板に日本地図を描いている後姿。きっと描き終わったら、はにかみながら少し微笑む。額には汗。その情景に引かれる。(なかぎり)
・なんか面白いですね。授業で書いたのか、休み時間に書いたのか、夏だからか。やっぱりよくわかりませんが、無口な人はいかにも日本地図を書きそうで、すんなりと入って来ました。(元気な人)

10.ためいきを眺めては青空の四角 9 3・3
作者:ニレ
◎元気な人、かもせり、allex ○泉、可児、タケウマ

・退屈な学校生活。ふと出たため息を目で追うと、明るく無限に拡がる青空。でもやっぱりそこは学校で、青空さえも限定された四角でしかない。どうしようもない遣る瀬無い十代のありふれた鬱憤が溜まったいい句だなあと思いました。(元気な人)
・教室から見る景色はいつも輝いていました。教室の窓のこちら側とあちら側。窓の外にあるのは卒業したあとに飛び込む世界の一端だったということに、卒業してから気づきました。(かもせり)
・授業中、ぼんやりと講義をきかずに窓を眺めているのでしょうか。窓のサンに青空がはまるということは、きっと机に頭を乗せて授業は全く聞いていないでしょうね。自分のため息を眺めるとは面白い表現です。(allex)
・「ためいきをついて」ではなく「ためいきを眺めて」、「四角い青空」ではなく「青空の四角」、としたところに作者のより深く身に染み込んだ「絶望」を感じます。ため息をつく自分を突き放し、既に空自体が行き場なし出口なしに「四角い」状況。やり切れません。(泉)
・教室から眺める空は、いつも真っ青だった気がします。(可児)
・なにがあったか知りませんが、黒板ではないほうを向いてためいきをついたら、教室の窓から四角く切り取られた青空が見えたということでしょうか。この読みは、「学校」しばりという限定があってこそのもの。例えば刑務所で詠んだ句でもいいんじゃね、なんて思ったりもしましたが、刑務所の鉄格子越しに見える空は青空じゃないでしょうね。そう、教室の窓から見える空は青空でなくてはなりません。(タケウマ)

11.渡り廊下の鈴寂しげに風に泣く
作者:allex

12.理科室で唱えてならぬ呪文あり 5 1・3
作者:タケウマ
◎うぐいす ○畦道、天坂寝覚、可児

・小学生くらいのときって、わけのわからないルールがあるんですよね。学校という小さな世界がほぼすべてだった頃、一番怖いのは、くだらないと思いつつもそのルールを破ってしまうことでした。でも本当は破ってみたい。それは、「ヒーロー」になる可能性を秘めているから。できないんだけど。(うぐいす)
・学校の七不思議。理科室の人体模型が動き出す。(畦道)
・理科室で唱えてはいけない呪文とはなんなんでしょうか。呪文となるとメラとかそんなんしか出てこないんですが、もしかしたら先生の悪口でしょうか。どこでもダメな気がしますが特に理科室と言うからには、理科の先生が特別おっかないんですかね。(天坂 寝覚)
・三角フラスコから出ている白い煙を吸い込んではいけませんよ。(可児)

13.少し伸びた坊主笑いあって夏は終わる 7 2・3
作者:うぐいす
◎まろのゆき、天坂寝覚 ○畦道、ニレ、フロヤマ

・野球に全力を注いで、一生の思い出に残る青春の一ページを心に刻んだ様が素敵。(まろのゆき)
・高校球児でしょうか。笑い合えるのはきっと、勝って終わったにせよ負けて終わったにせよ、お互いに全力で取り組んでいたことを知っているからなんでしょうね。うらやましい青春です。(天坂 寝覚)
・三年生が部活を引退する夏の終わり。笑いあって、がいい。(畦道)
・私が卒業した中学は、男子生徒は全員坊主頭という校則がありました(今は改正されたようですが)。底抜けに快活だったあの頃の夏を思い出してしまいました。(ニレ)
・私は野球部ではなかったのですが、こういった経験があります。ほんの少しの安堵感とほんの少しの寂しさ。ほろ苦い感じがします。(フロヤマ)

14.立ち寄れば無人の母校カンナのみ燃ゆ 2 0・2
作者:玉虫
○泉、うぐいす

・学校って、嫌な記憶も多いけど、時間がそれなりに経てばやはり懐かしいものだと思います。俺も卒業した小中学校の前を通ると思わず覗き込んでしまいます。だけど今は夏休み。誰もいなかったんですね。ただカンナだけが迎えてくれた。その燃えるような赤は当時の記憶を象徴しているかのよう。お前は確かにここにいたんだよと証明してくれているかのよう。人が生きていくにはそうした「ポイント」が必要なのでしょう。(泉)
・さっきまで部活やってたんです、きっと。その熱の名残が、真っ赤なカンナなんです。自分は確かにここにいた。でも今はここの人間ではない。そんな寂しさがあります。(うぐいす)

15.思い出したくもない学校給食脱脂粉乳 3 1・1
作者:なかぎり
◎mekekeke ○かもせり

・学校と言えば給食ですよね…。どの世代にも思い出したくもないトラウマメニューって一つ二つあるなあとあれこれ思い出しました。私の場合は「今日の献立はブラジル料理です!」と銘打って出された「豆達とさつまいもをケチャップで煮たもの」がそれです。もう絶対食べたくないなあと未だに思います。近頃はお洒落なメニューが多いと聞いてそんなの給食じゃない!と感じました。完食しないといけない辛さを思い出しました。(mekekeke)
脱脂粉乳世代ではないので実感はないですが、感覚に染み込んでしまって忘れられないものなのでしょう。最近国内で生産されているのはそれほど不味くないらしいですが、かといって飲む機会もないですよね。(かもせり)

16.鳴らなければいいのに運動会の花火 5 0・5
作者:畦道
○mekekeke、まろのゆき、流川透明、かもせり、なかぎり

・運動会と聞くと元気な楽しげなイメージですが、誰しもが運動会を楽しみにしてるわけではないんですよね。今日明日と土砂降りになればいいのに!と本気で雨乞いをした日々が懐かしいです。一年で一番重苦しい朝を思い出しました(笑) (mekekeke)
・小学校時代の運動会は楽しかったのに…中学校の運動会ほど迷惑なものはない。(まろのゆき)
・運動会が楽しみな子供ばかりじゃないんですよねえ……。(流川透明)
・雨降らないかなぁとか思うことありますね。でも運動会はみんな楽しみにしている行事なのでなかなか口に出しては言えない。そしてあきらめにも似た気持ちで登校するのでしょう。(かもせり)
・集団行動が苦手なボクは学校行事を好まず、特に埃っぽくガサガサした運動会が大嫌い。忌々しいほど大きな音で鳴る「運動会決行」の花火は恨めしかった。(なかぎり)

17.あの子が見える黒板が見えない 6 2・2
作者:元気な人
◎ロケッ子、ニレ ○京介、天坂寝覚

・「あの子」の背中が想像できる。あの子が見えるということは、黒板が見えるよりも大事なことなのだろう。座高の高いあの子のせいで黒板が見えないよって話だったら、さっさと席を変わってもらおう。(ロケッ子)
・中学校の教室にタイムスリップしたような気持ちになりました。彼は後ろの方の席なんでしょうね。あの頃は授業中にどんな風景が目の前に広がっているかというのがたいそう重要な問題でしたよね。(ニレ)
・クラスで席替えなんかをしたのだろう。新しい席では黒板が見えない。けれど、「あの子」が見える。とても可愛いあの子が見える。黒板が見えないことを公言してしまったら席を変更されるかもしれない。黒板が見える位置だと「あの子」が見えなくなるかもしれない。
葛藤。そんな葛藤がステキ。甘酸っぱい。(京介)
・席替えをしろと言いたくなりますが、そういうことでは無いでしょうね。授業中もついあの子ばかり見てしまう、と。気持ちは分かりますが、授業もちゃんと受けましょう。(天坂 寝覚)

18.夕暮れの校庭 風に蜩の声が舞う 1 0・1
作者:まろのゆき
○ニレ

・「蜩」が読めなくてちょっと調べてしまいました。「ひぐらし」なんですね。初めて知りました。とても叙情的な句ですね。それに「ひぐらし」が「虫」に「周」と書くというのもグラウンドの風景に重ね合わせるにはこれ以上無いほどにとても似つかわしくって、偶然が演出した映画みたいな風景に思いがけず出くわした時のようなうっとりとした気持ちにしばし浸ることができました。(ニレ)

19.帰りに毎日プリントを届けてくれる女子との距離 2 0・2
作者:可児
○mekekeke、シロマ

・「女子」!!!女子と言う響きが学生だなあって感じました。近頃は「大人女子」とか色々女子と言う言葉を耳にしますがやっぱり学校に通う女子が一番「女子」だと個人的には思います。プリントを貰う側は恐らく男子?微妙な距離感にあれこれ妄想が膨らみます。(mekekeke)
・うぶです。かわいい。プリント渡す女の子の表情をつい盗み見てしまう。(シロマ